詩集「時の彼方より」
2002年晩夏コージーは愛馬カワサキZZRに跨り、イギリス海岸を目指して湘南海岸を北上した
化石 2002..8.21
化石燃料を喰らう鉄馬巨体を揺すぶる熱い鼓動蒼い煙をまき散らしお前はよく走った
赤い蓑虫のモンスター化学物質を吹き上げる化け物梨畑で夜まで唸っていたお前はよく働いた
穴の空いた真っ黒な円盤長い長い一本の溝宝石の針の通り道お前はよく歌った
夢ばかり見る生き物カルキ臭い水を飲み汚れた空気を吸いお前はよく生きてきた
今度はお前が化石になる番だ
「終わらない夏・・・」のモチーフとなった詩集です