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詩集「時の彼方より」

2002年晩夏コージーは愛馬カワサキZZRに跨り、イギリス海岸を目指して湘南海岸を北上した

  もう一人のロマン主義者
もう一人のロマン主義者    2002.7.28. 偉大なる詩人前世紀最大の詩人ウィリアム・バトラー・イェイツ君は違っていた こう言った「われらは最後のロマン主義者だ」君は違っていた今ここに、新たな世紀にまた一人のロマン主義者が立ち尽くしている 人類は永遠にロ...
  残すもの
残すもの      2002.7.28. 言葉にしなくてもわかりあっているそれが感情なら文字にした言葉は時を超えて残すもの 時を刻む音を聴きながらそっと目を閉じてごらん耳には言葉が目には文字が 存在を超えるものがそこには存在している 人生は星の海紫の波が立ちやが...
  イーハトーブ
イーハトーブ    2002.8.5. 紛れ込んだ季節 寒さの夏イーハトーブに降る雨は嘘の影を一つ残らず洗い流す 遥かなドーバー 夢見た男のイギリス海岸老婆が二人お茶を出す 軽便鉄道の昔から遠野に咲く花一つ山猫に道を尋ねても汽車に乗れと言うだけ 仙人の峠を越える...
  感傷に燃ゆる街
感傷に燃ゆる街      2002.8.9.    「寒さの夏」も知らぬ街   南の海 北の森   西の河 東の大都   天の蒼穹 菫の夜    燃ゆる土 燃ゆる水   涙ひとつ 流す水鳥 そこにいた君は優しい風目を背けると去っていく価値が僕らの身体から崩れ落ち...
  
夏    2002.8.14. オレンジの夕日コバルトの空紺青の山脈 純白の雲銀の月 稲の若緑ひまわりの梔子紫薇花の古代紫 黄・紅・白は夕化粧 持て余す鳶色の肌夏の少女 何を想い何を夢見る 黄昏る大地菫の夜朱の明星 黄金の月金糸雀の流星 七彩の花火蒼い綺羅星ミル...
  愚かなる水
愚かなる水  2002.8.17. 愚かなる若者がいる心を磨かず 体を磨き心で愛さず 体で愛す今がよければ それでよい自分がよければ それでよい 愚かなる中年がいる信望を集めず 金を貯え名誉を重んじ 人を蔑む他人を犠牲に それでよい 愚かなる老人がいる生きること...
  化石
化石     2002..8.21 化石燃料を喰らう鉄馬巨体を揺すぶる熱い鼓動蒼い煙をまき散らしお前はよく走った 赤い蓑虫のモンスター化学物質を吹き上げる化け物梨畑で夜まで唸っていたお前はよく働いた 穴の空いた真っ黒な円盤長い長い一本の溝宝石の針の通り道お前はよ...
  わたしはカナリア
わたしはカナリア   2002.8.23. カナリアが呟くたまには猫のように尻尾を立てて 走り回りたい爪を研いで 遊んでみたい 年老いた山猫が説教する後ろを見ては行けない振り向けば いつも死ぬ自分の影は 踏んではいけない 舞い降りた白鷺が語る私の糞を嗅いでみよこ...
  時の旅人
時の旅人   2002.9.8. 時には始まりもなく終わりもない時の旅人が言った 時が流れていると思うならそれは錯覚だ時はそれぞれが独立しているしかも、それぞれが自由だ 人生とは「夢」と「現実」を混ぜて「時」を生む絶え間ない化学反応化合物は「幻」となり捨てられる...
  時の旅人U
時の旅人 U    2002.10.5. 君達が世界と呼ぶのは3Dの小さな宇宙君達は3Dを平面で捉えるそして回路へ送る 信号は一次元陽と負0と1実と虚 四次元の世界から時間を切り離し三次元の宇宙を二次元で捉え一次元の信号にするそしてイメージをつくる五次元の宇宙で ...
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「終わらない夏・・・」のモチーフとなった詩集です

大人のための絵本「サザンビーチ」